おやしらずの抜歯後に痛みを取る方法
2016年02月23日
おやしらずがきちんと生えてこなかったりした場合は、歯茎が腫れたり、歯並びの影響があったり、口臭の原因になったりと残っている場合悪い影響がでることがあります。
そのような時、抜歯をしなくてはならないことが多くなります。
斜めに生えていたり、ほとんど歯肉に埋まっている場合は、通常の方法では抜歯ができないため歯肉を切開して歯を細かく削って抜いたり、場合によっては骨を一部削って抜くことがあります。
スムーズに抜けたとしても患者様によっては抜歯後痛みが強く出る場合もあります。
抜歯後の痛みを抑える方法を説明します。
・抜歯後麻酔が効いている間に鎮痛薬をのんでしまう
麻酔は麻酔の仕方、量により2~4時間ぐらい効いています。さめてくると痛みがでてきます。抜歯後はガーゼを30分ぐらい咬んでもらうよう指示しますが、ガーゼを取ったタイミングで鎮痛薬を飲んでしまうと良いと思います。
・抜歯後止血の目的でしっかり30分はガーゼを咬む
しっかり止血させることで痛みは抑えられます。
・抜歯後一日はかるく冷やす
抜いた側のほっぺたを冷えピタなどで軽く冷やしておくと楽になります。一日以上(24時間以上)はやめておきます。
・強いうがいはさける
血の塊が取れてしまうと痛みがでることがありますので強いうがいは避けます。
・アルコールや運動など血流の良くなることは避ける
血流が良くなると出血することがあります。痛みの原因となるので避けます。
・たばこは吸わない
ニコチンの影響で血流がわるくなるため傷の治りが遅くなり痛みの原因となります。
・強く鼻をかまない
上顎のおやしらずの抜歯の場合は上顎洞と近接もしくは接していることがあり強く鼻をかんでしまうと交通してしまうことがあります。交通してもふさがってきますが、交通することで痛みを伴うことがあるので避けます。
なんといっても痛みのコントロールの一番はうまく鎮痛薬(痛み止め)を内服することです。
指示通りの内服が重要です。