妊娠中の口腔内について 千歳烏山 歯医者 スタッフ
2023年7月13日
こんにちは!衛生士の大石です😊✨
みなさんは 妊娠性歯肉炎 という言葉を聞いたことはありますか?
妊娠性歯肉炎とは名前の通り妊娠中に起こりやすい歯肉炎のことです。
今日は妊娠中のお口の中について少し詳しくお話させて頂こうと思います。
妊婦さんが歯肉炎になりやすい理由の一つに女性ホルモンとの関係があります。
妊娠中は「エストロゲン」「プロゲステロン」という2つの女性ホルモンが血液中に多く存在おり、
これらのホルモンを歯周病菌の一部が栄養源にしているため菌が増殖していきます。
ちなみにこの2つの女性ホルモンは妊娠中だけでなく排卵と生理のサイクルにも影響しているため、
女性は歯肉炎になりやすいといわれています。
もともと歯肉炎だった方が妊娠してさらに悪化してしまうケースも珍しくありません。
〈主な症状〉
- ① 色が赤くなっている
- ② ぶよぶよと腫れている
- ③ 歯と歯の間にある歯ぐきが、丸く腫れている
- ④ 歯をみがいた時などに出血しやすい
進行して歯周病になると炎症を起こす物質が多く産出され
歯ぐきの毛細血管から体内を移動し、子宮に到達してしまうことがあります。
するとまだおなかの赤ちゃんが生まれる状態ではないのに子宮を収縮させて
勝手に出産の合図を出してしまい、早産につながる可能性があるといわれています。
また、進行した歯周病になると胎児の成長にも影響を及ぼし、
2500グラム未満の低体重児になりやすいともいわれています。
患者様によってはつわりによる歯磨き不足や飲食物の変化
嘔吐などにより虫歯のリスクが髙くなる方もいらっしゃいます。
ですので、妊娠中は頻度短くクリーニングに来ていただくのがおすすめです。(1~2か月に1度ぐらい)
その他にも不安なことや気になることがあればスッタフに気軽にお声がけください😊
京王線 千歳烏山駅 徒歩30秒
医療法人社団 松希会
マツムラトシオ歯科