フッ素について
2025年02月5日
こんにちは!!
歯科衛生士の大石です😊
今回は虫歯予防に効果的なフッ素の三大効果について解説させていただきます。
まずフッ素とは自然にある元素のひとつで、
多くの食品にも含まれている栄養素のひとつです。
歯科医院で使われるフッ素(無機フッ化物)とフライパンや車のコーティングに使われるフッ素(有機フッ化物)は別のものになります。
三大効果
- 再石灰化の促進
歯から溶け出したイオンが再び歯に戻ろうとする作用を再石灰化といいます。
再石灰化により歯の表面の酸による溶解をストップすることで、
虫歯を防止することができます。
フッ素は再石灰化を促進させる効果があり、虫歯予防において非常に重要となります
- 耐酸性の向上
フッ素が歯の表面に作用すると、エナメル質の主成分である「ハイドロキシアパタイト」が「フルオロアパタイト」という頑丈な成分に変換されます。フルオロアパタイトの結晶は酸に強いため歯の表面を溶けにくくしてくれます。
- 抗菌作用
虫歯菌は糖を取り込み、分解してエネルギーを作ることで活動しています。フッ素はこの糖を分解する酵素の働きを阻害する性質があり、それにより虫歯菌の活動を弱めることができます。
当院では治療までは至らない初期の虫歯や
虫歯の手前の脱灰(エナメル質が白濁)している歯に高濃度のフッ素塗布も
行っています。
上手くフッ素を活用して虫歯の進行を防ぎましょう!!
京王線 千歳烏山駅 徒歩30秒
医療法人社団 松希会
マツムラトシオ歯科