治療時の麻酔について 千歳烏山 マツムラトシオ歯科
2024年12月9日
こんにちは。歯科医師の丸本です。
以前、歯科麻酔について少しお話しましたが、今日は歯科治療で使われている麻酔方法についてお話します。
一般的な歯科治療で使われている麻酔は、治療する部位や周辺に対して行われるため局所麻酔に分類され、主に3つあります。
①表面麻酔
注射針を刺す際の痛みを和らげる目的で使用することが多く、ジェルタイプやスプレータイプなどがあります。
塗布すると数十秒から数分で塗布したところが麻痺してきます。
歯茎の表面だけ痺れるため、歯の治療には次に説明する麻酔を併用します。
②浸潤麻酔
注射針で治療する部位の歯茎に麻酔薬を入れて、骨の中の神経まで浸透させて痛みを取り除きます。
虫歯の治療や抜歯など、歯科治療で最もよく使用される麻酔方法です。
使用した量や部位にもよりますが、一般的に2-3時間くらい効果が持続します。
③伝達麻酔
顎の神経の根本に麻酔薬を浸透させることで、浸潤麻酔より広範囲に麻酔効果を作用させます。
麻酔が効きにくい下の奥歯の治療の時に、浸潤麻酔と合わせて使用されることがあります。
作用時間は浸潤麻酔より長く5-6時間くらい効果が持続します。
歯科麻酔を行ったあとは注意が必要です。
唇や頬の感覚が鈍くなっているため、無意識に噛んでしまったり、温度変化も感じにくいため火傷しやすくなります。
麻酔効果が切れた後に痛むことも😭
なので麻酔効果が切れるまでは飲食には十分気をつけて下さい。
特にお子さんは歯科麻酔のあと、唇を噛んでしまうことが多いので十分に注意が必要です⚠️
痛みが苦手な方は、治療中の痛みもですが、注射針が刺されるときの痛みが苦手な方も多いと思います。
当院では痛みを抑えた治療を心がけております。
治療する歯の周囲の痛みを感じにくい部位に、少量ずつ何回かに分けで麻酔を行うことで、少ない痛みで麻酔をすることができます。
痛みを抑えて、身体にも心にも負担を少なくして安心して治療を行えるよう心がけています。
京王線 千歳烏山駅 徒歩30秒
医療法人社団 松希会
マツムラトシオ歯科