麻酔がききにくい場合とは?
2016年1月28日
虫歯の治療や抜歯の際に使用する歯科麻酔。
治療中の痛みを感じることなく非常にありがたい存在なのですが、麻酔が効きにくい場合があることをご存知でしょうか?
麻酔が効きにくい場合
・炎症が強いとき
何もしなくてもズキズキと痛かったり、一度いたくなるとしばらく痛みが続く。このような虫歯が深く神経に強い炎症があったり、おやしらずの周りの歯肉が腫れているような炎症の場合、その組織は酸性に傾いています。そこへ通常通りの麻酔をしてもほとんどききません。
そのような場合は少しずつ量をふやしていきますが、神経のおおもとへ麻酔をする伝達麻酔をすることがあります。炎症を内服薬で抑えていくことも同時におこなっていきます。どうしても痛みが取れない場合は直接神経に麻酔をすると一瞬で痛みがきえますが、麻酔の時に痛みがあります。
・歯根の周囲に膿たまっている場合や同様に病巣に膿がたまっている場合
膿がたまっている周囲にも炎症をおこしているので酸性になっています。周囲より麻酔を効かせていき一度膿を出してから改めて麻酔を追加します。
・骨が硬い場合
何年ものあいだ痛んだり和らいだりが続いている歯(がまんしてきた歯)は周りの骨が防御機転により硬くなっていきます。そのような場所への麻酔は麻酔薬が浸潤しにくく麻酔がききにくくなります。
・下顎奥歯の治療
下顎の骨は上顎に比べ骨の硬い皮質骨が厚くなります。得に奥歯は皮質骨があつくなるため、麻酔薬が浸潤しにくく麻酔がききにくくなります。
いずれの場合も少しずつ量を増やすことや伝達麻酔を併用することで麻酔が効いてくることがほとんどです。しかし、それでも効かない場合は痛み止めと化膿止めの内服をして翌日や翌々日に麻酔をされた方が同じ麻酔量で効くこともあります。無理に治療されてトラウマになるよりそのような方法があることを知っておいてもよいと思います。
千歳烏山駅周辺の方はもちろん、八幡山駅、芦花公園駅、仙川駅、つつじが丘駅ご利用の方にも通院しやすい場所となっております。
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マツムラトシオ歯科
インプラントアンチエイジングメディカルセンター千歳烏山
東京都世田谷区南烏山6丁目4−3 タカラビル3F
03-3305-1182
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歯医者の麻酔
2016年1月27日
虫歯の治療やおやしらずの抜歯の時に必要な麻酔
麻酔の種類もいくつかあり麻酔後注意する点があります。
麻酔の種類と効いている時間
・表面麻酔
針の麻酔をする時、初めに針を刺して麻酔薬を注入しないといけませんのでどうしても痛みがでてしまいます。その痛みを少しでもなくすように表面麻酔をします。表面麻酔にも何種類かあり歯石などを除去する歯周病の治療の際にも十分奏功する表面麻酔もあります。15分から20分ぐらい効いています。
・浸潤麻酔
虫歯治療や歯周病の治療などで使用します。歯の周り全体を麻酔して治療をおこなっていきます。2~3時間効いていることがあります。
・伝達麻酔
下顎のおやしらずの抜歯の場合、骨に深く埋もれていて通常の麻酔(浸潤麻酔)では効きにくいことがあります。そんなときは下顎孔伝達麻酔をします。下あごのの根元、顎の骨の中を通っていく神経の入り口の周りに麻酔をすることで下顎半分に麻酔をきかせることができます。人によってさまざまですが4~6時間効いていることもあります。
麻酔がきれるまでにはその種類によって時間がさまざです。きれるまでに注意することがいくつかあります。
・食事は麻酔が切れてから
歯科麻酔は治療する歯だけに麻酔をするのではなく周りの組織にもします。感覚が麻痺したまま食事をすると頬っぺたの肉や舌を傷つけることにもなりますので、麻酔が切れてから食事をするようにしましょう。特にお子さんの場合は何度も噛んでしまったりすることがありますので十分気をつける必要があります。
・やけどに気をつける
麻酔をすることで痛みの感覚だけでなく熱さや冷たさも感覚が麻痺してわからなくなってしまいますので、気を付けましょう。
・指や爪でさわらない
麻酔がきれてくると、違和感がでてくることがあります。気になるからと行って触ったりしていると傷が開いたり新たに傷を作ったりしてしまいます。指で触ったりや爪でひっかいたりして傷つけないように気をつけましょう。
以前ほど麻酔は痛くなくなってきています。
針がちくっとするのを抑えるために表面麻酔を使用したり針の太さも33G(0.2mm)と細くなってきています。また、電動注射器により誰が麻酔をしても痛みがないようなものもでてきています。
なるべく我慢しないで痛みをがまんしないで治療を受けられるように歯科医療器具や薬品も進化しています。
しかし、どうしても痛みを伴ってしまう治療もあるのです。
次回ご説明いたします。
京王線準特急停車駅の千歳烏山駅をご利用のの方はもちろん、八幡山駅、芦花公園駅、仙川駅、つつじが丘駅ご利用の方にも通院しやすい場所となっております。
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歯の痛みの原因追及に最新歯科用CT
2016年1月18日
歯医者に通院しているのになかなか歯の痛みが引かなかったりして歯科通院に不安を感じている方へ
通常の歯科治療において、レントゲン検査ではパノラマレントゲン検査やデンタルレントゲン検査があります。
パノラマレントゲン写真
デンタルレントゲン写真
これら検査に視診、触診、歯周検査、打診など最終的に診断し治療していきます。
ほとんどが痛みの原因を特定でき、それら適切な治療を行っていきます。
通常、初診時に歯痛で来られた患者様は1~2回で痛みがなくなってきて、次の治療に移っていくわけです。
しかし、時々、痛みがずっと続いてしまう方やそれらの検査では痛みの原因が特定できないからもいらっしゃいます。
そのようなときは
歯科用CT検査を行います。
以前は保険適応外でしたが、5年前に一部保険適応となり3割負担で3500円程度です。
最新CTと解析ソフトで非常に高度な診断ができるようになりました。
根管治療中の痛みに関しては歯科CTを撮影することで歯の神経の副枝の存在や歯根の破折と診断されることもあります。
3DCT
この方は他院で歯性の上顎洞炎(歯の虫歯などが進行しそれが原因となる上顎洞炎)と診断され受診されました。
もう一度検査診断をしてほしいとのことで歯科CT検査をしたところ
歯が原因ではないと判断し耳鼻咽喉科へご紹介せていただきまして上顎洞炎の精査治療を受けていただき、改善いたしました。現在は他の部位の虫歯の治療で通院されています。
このように歯の痛みとして受診しても歯が原因でないこともあります。
きちんとした診断で適切な治療を行っていくことが重要と考えております。
セカンドオピニオンも受け付けております。
お電話お待ちしております。
Web予約も
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歯がしみる(知覚過敏)場合の治療法
2015年12月29日
実際に家で予防しているけどまだしみてしまう。徐々に痛くなってきたという方もいると思います。
そこで、今回は実際に歯科クリニックでどのような治療をするのかを説明したいと思います。
・知覚過敏用のコーティング剤を使用ししみる歯の表面を保護する。
色々な種類がありますが、シールドフォース®の塗布が効果があります。はがれてしまった場合はまた塗布しなおします。
・ソフトレーザーを当て歯の神経の敏感な部分を安静にさせる。
しみるところにソフトレーザーをあてて症状を軽減させます。歯の表面を強くすることができます。
・削れている部分(しみる部分)にプラスチック(コンポジットレジン)を詰める(レジン修復)。
いわゆる虫歯の治療に準じる治療となります。
・歯の神経をとる
知覚過敏の症状が強く自宅での予防やコーティング、ソフトレーザー、レジン修復などで全く改善しない場合の最終的な方法となります。
・歯周病の治療
歯肉が下がってくる原因の一つに歯周病があります。下がってきてしまった歯肉を回復するために歯肉移植などをすることがあります。露出した象牙質を歯肉で覆うことで知覚過敏を治療します。
・歯ぎしりなどの顎関節症の治療
歯ぎしりが強い場合、歯肉の境の部分の歯が削れてしまうことで知覚過敏になります。
マウスピースの使用や咬筋肥大に対する治療などが必要となります。
知覚過敏に対する自宅での予防や歯科クリニックでの治療など説明してきましたが、効果が全くないなどの場合はもう一度、診断からみなおすこともあります。疑問に思ったら他院で一度診てもらうのもよいかもしれません。
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歯がしみる(知覚過敏について)
2015年12月28日
「冷たいものを口に含んだ時に歯がしみる」なんて経験をした方も多いのではないでしょうか?
日本人おいて3人にひとりの割合でおこるといわれる知覚過敏。
冷たい飲食物やブラッシング時の毛先を触れたとき、風に当たった時などに生じる一過性の痛みです。
原因として
歯肉の後退、歯ぎしり、強すぎるブラッシング、虫歯治療後、酸により歯がとける、ホワイトニングなどが考えられます。
いずれも露出した象牙質に冷たいものや機械的な刺激、化学物質による刺激が歯の神経(歯髄)に伝わることでしみるという痛みを感じてしまうのです。
予防としては
・ブラッシング圧を弱くする
患者様をみていて強すぎるブラッシング圧により象牙質が露出している方が非常におおいですので、ブラッシングの仕方をもう一度見直してみてください。衛生士や歯科医師によるブラッシング指導を受けることをお勧めします。
・知覚過敏用の歯磨き粉を使う
シュミテクトなど硝酸カリウムという薬用成分の入った歯磨き粉をつかい歯の神経の興奮(痛み)を押さえてしまいます。
・フッ素入りのジェルを塗る
ハミガキ後にフッ素入りのジェルを塗ることで歯の表面を硬くし知覚過敏が軽減していきます。
・食いしばりの予防
歯科医院などで食いしばりの治療を受けることと夜寝るときにマウスピースなどを装着する。
これらの予防は自宅でできることですので、やってみてはいかがでしょうか?
歯科クリニックでしかできないこともありますので
知覚過敏でお困りの方は
お気軽にご相談下さい。
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