「親知らずについて」 マツムラトシオ歯科(千歳烏山)
2024年03月6日
こんにちは、歯科助手のEです。
私事にはなってしまいますが、最近上の親知らずの抜歯をしました。なので実体験を含めた「親知らずの抜歯」についてお話させていただければと思います🦷
まずは、親知らずがあることによって起こるデメリット等についてお話させていただきます。
-デメリット-
親知らずはきちんと生えていない場合が多く、歯ブラシがどうしても届きづらかったり、生え方によっては歯ブラシが物理的に届きません。
そのため不潔になりやすく、虫歯や歯周病になりやすくなります。
親知らずの周りが全体的に不潔になってしまうため、親知らずだけでなく、その手前の歯まで虫歯、歯周病になってしまうリスクが高くなってしまいます。
親知らずがしっかりと生えておらず、半分、もしくは一部、しっかり生えていても歯茎が被っているなどの理由により、磨き残しがある場合などに、腫れやすく、一度腫れると体の免疫力が低下した際に腫れを繰り返しやすくなります。
急性炎症時(腫れている時)は抜歯の治癒が遅い、麻酔が効きにくい、炎症が拡大するという理由により、抜歯が出来ません。
そのため、腫れる度に抗生剤や鎮痛剤を飲むこととなってしまいます。
また、親知らずが生えている人と生えていない人の違いについてですが
何故全員に親知らずが、生えていないのか🤔と謎に思ったことはありませんか?
主に2つの原因が考えられているためこちらも、お話させていただきます。
1.スペース不足で親知らずが生えてこない
まずはじめに、お口の中に親知らずが生えてこない理由についてですが、これは顎の骨の大きさ、形が大きく影響しています。
現代人、特に日本人の顎は小さく、細くなる傾向が見られ、32本の歯全て並べるだけのスペースを確保しにくいのです。
ですから、順番的に最後に生えてくる親知らずがそのしわ寄せを受けることとなります。
具体的には、歯茎の中には存在しているけれども、口腔内に頭を出すことができない状態です。それでも無理に生えてこようとする親知らずは、斜めに生えるたり、半分だけ頭を出したりするのです。
2.遺伝によって歯の卵が発生しないため親知らずが生えてこない
次に、歯茎の中にも生えていない親知らずについてですが、これは遺伝による影響が強いといえます。
私たちの歯は、歯胚(しはい)と呼ばれる歯の卵の状態で顎骨の中に発生します。歯胚が徐々に成長していって、正常な永久歯の形に変化していくのです。
歯胚の数は、生まれた時からほぼ決まっていますので、親からの遺伝と考えて良いでしょう。
ですので、歯茎の中にも親知らずが生えてこないというケースは、もともとそういう体質であるとお考え下さい。
当院の院長は口腔外科出身の為、親知らずの抜歯も、とてもスムーズかつ、痛みもなく抜いていただきました。
上の親知らずの抜歯は下の親知らずの抜歯より、腫れも少なく痛みも2、3日で収まってきていました、傷口も5-6日で徐々に塞がっており、1週間経つと傷口も気にならない位でした。
今回は、特に歯肉の切開や削るといった処置をしなかったため、比較的痛みも腫れもありませんでした。
親知らずの抜歯を悩まれている方などいらっしゃいましたら、一度当院にご相談ください!
京王線 千歳烏山駅 徒歩30秒
医療法人社団 松希会
マツムラトシオ歯科