インプラント周囲炎について
2016年02月8日
骨に埋入し骨結合したインプラントでさえもメンテナンスを怠れば天然歯と同様に歯周炎を起こしインプラント周囲の骨を吸収し、最終的には動揺、脱落してしまう可能性があります。
インプラント治療が世に広まった当初はインプラント周囲に感染が起こることは歯周病などの菌ではなく、治療後のかみ合わせが強いものによるものと考えられていました。
しかし、その後の研究で天然歯におこる歯周病と同じ原因菌の塊(プラーク)により同様にインプラント周囲にも感染が起こることがわかってきました。
しかもインプラントの場合は骨との結合は強固でありながら、天然歯のような防御機構がないため、いったんインプラント周囲炎が悪化すると天然歯より早いスピードで骨を吸収させていきます。
また、インプラント周囲炎は歯肉が赤く腫れたり膿がでたりしてもほとんど痛みを伴いません。排膿が長く続いて口臭がでてきたり、インプラントが動いて初めて咬みにくさを感じ自覚し受診した場合などはかなり進行していることがあります。
インプラント周囲炎の症状
・歯肉の発赤
・ブラッシング時の出血
・排膿
・排膿に伴う口臭
・歯肉の退縮【歯肉がやせて歯が(インプラント上部構造が)長く感じる】
・インプラントの動揺
・まれに痛みを伴う
これらを起こさないために治療後も3、4か月に一度の定期検診が必要となります。一度インプラント周囲炎をおこすと歯周病より進行が早く、自覚症状が出にくいため定期検診時に発見されることが多いので、継続的なメンテナンスをしていきましょう。
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